介護事業所におけるBCP(事業継続計画)の作成を支援しました
2023/10/29
令和3年度の介護報酬改定により、
全ての介護サービス事業所等を対象として、
業務継続計画(BCP)の策定、
研修及び訓練の実施等が義務付けられました。
3年間の経過措置が設けられたため、
令和6年4月までに全事業所でのBCPの策定が必要となります。
当社の関与先事業所においても
BCPを作成するにあたり相談を受けましたので
定期的にミーティングを行っています。
ミーティングでは何のために作るのか
職員のみなさんに目的を明確に持っていいただき、
みんなでつくるものであることをお話ししています。
各所属の代表が
ミーティングで話し合った内容をもとに
各所属に持ち帰り、
それぞれの項目についてどのようにすべきか
意見や問題、改善点を出してもらいます。
ここで考えていただきたいことは、
義務化されたからとりあえず作るとか、
施設長が一人で作るということでは
全く意味がないということです。
BCPの最大の目的は
非常時に1人1人が
どのように行動すればよいのかが
わかるものである必要があります。
つまりどこかのひな形を使ったり
立派なものを作っても
全く使えないものでは無用の長物になってしまいます。
BCPを作成していて気づくことは
業務の効率化に結び付くということです。
緊急時には限られた人員と資源で
施設を運営しなければいけません。
その際今行っている業務を見直す必要があります。
どのようにしたら限られた人員と資源で
迅速にサービスができるか考えなければいけません。
今までのやり方で本当によいのか、
もっと効率的にできる方法があるのではないか、
BCPの作成そのものが業務改善研修ともいえます。
BCPは一度作ったら完成というものではありません。
定期的な研修や訓練を通じて見直し修正を行い、
常に最良な状態であることが求められます。
BCPの作成は義務だから仕方なく作りますか、
それとも業務の効率化や改善の好機と捉えますか。
----------------------------------------------------------------------
株式会社 飛躍の一歩
〒950-0917
新潟県新潟市中央区天神一丁目1番地 プラーカ3-2F
電話番号 : 050-3572-3165
FAX番号 : 025-378-4732
安心できる新潟の職場環境
----------------------------------------------------------------------